○
海老澤 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
まず、第21
号議案 大田区立従前居住者用賃貸住宅条例を議題といたします。
理事者の
説明を求めます。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 私からは、第21
号議案 大田区立従前居住者用賃貸住宅条例についてご
説明をさせていただきます。
資料番号28番をご覧ください。
本
条例は
大田区
蒲田二丁目にある
従前居住者用賃貸住宅、
通称プラム蒲田に関する
条例でございます。
プラム蒲田は
平成6年に竣工した
賃貸住宅で、
木造賃貸アパートを建て替える際に
家賃補助等を実施していた
通称木密事業において、主に
借家人向けの仮
住居に
使用されてきました。
1番、概要にございますが、本
議案は
道路拡幅事業などを実施している
羽田地区の
住宅市街地整備事業を推進するため
条例を
改正し、これまで2年に限定していた
使用期間に
永住型を設けるとともに、
使用料を
公営住宅並みの
収入に応じた額に改める
内容でございます。
3番の
利用上の
課題がございますが、
使用期間が限定されていたことと、
建物所有者向けの現行の
使用料が低
所得階層には
負担が大きいという
課題がございました。
4番の
改正の背景にありますが、
羽田地区において、
平成26年に
住宅市街地整備事業に着手して以降、
用地買収が必要となる中で、
地権者の
受皿となる
住宅に対する
ニーズの高まりがあります。
5番の主な
改正内容でございます。
対象となる
事業を
住宅市街地整備事業に変更すること。
使用期間に
永住タイプを設けること。
使用料を
公営住宅に準じて
収入区分ごとに算定する
規定に変更することがございます。
次のページの8番のところに
使用料を試算した額がございます。実際、この
条例に基づいて
使用料を試算すると、このような
区営住宅並みの
使用料となるものでございます。
そのほか、
改正の
内容が別表にございますとおり、
区営住宅に併せて
連帯保証人や
収入報告、
高額所得者に対する
明渡し請求などの
規定を設けました。
本
条例の
改正により、
木造密集地域の建て替えを、更新を図る
目的で建設された
プラム蒲田の
活用促進を図るとともに、
羽田地区の
道路拡幅事業などの
地権者に積極的にPRすることで
羽田地区の
防災まちづくりを加速させていきたいと考えております。
○
海老澤 委員長 委員の
皆様の
質疑をお願いいたします。
◆
荒尾 委員 今回の
条例改正ですけれ
ども、大
部分を書きかえるということになるわけですが、
永住タイプを設けることで、
区営住宅並みの
使用料を
設定したということで、良心的かなと私は思っているのですけれ
ども、
永住タイプの
戸数というのは23戸中どのぐらいということで想定しているのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 こちらの
住宅につきましては、このような
住宅市街地整備事業の
目的に使うという
内容でございます。
23戸全部、
ニーズがあればそういった
目的に使っていくということで考えております。
◆
荒尾 委員 大
部分が
永住タイプで
設定されるということで、分かりました。
これまでの
使用料、
単身は6万3,000円、
家族世帯が9万3,000円と10万4,700円という
設定だったのですけれ
ども、これは
収入所得にかかわらず、ずっとこれでやっていたということでいいのですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 これまでの
住宅につきましては、主に
借家人向けの
住宅として
設定した
経過がございまして、
建物所有者についてはこの記載のとおりなのですが、
借家人につきましては、
従前の家賃で2年間お
住まいになれるという
対応で進めておりました。
◆
荒尾 委員 収入が少ない方に対しての減免だったり、
軽減措置はあったのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 そういった
内容も元の
内容にございました。
◆
荒尾 委員 今回、
改正前の
使用料と比べてもかなり安くなっているなと感じました。
一つ確認したいのですけれ
ども、それぞれの
収入で
使用料というのはかなり細かく
設定されているのですけれ
ども、
生活保護の
世帯に対しては、どういう
取扱いになるのか、どういう
設定になるのかなというのをお聞きしたいのですが。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 生活保護といいますか、基本的には
収入に基づいて
対応することになりますので、分かりやすいところでいきますと、
国民年金。これだけの
単身の方という場合には、ここの額表でいうと一番上の
収入額が6万5,000円以下ということで、
規則による
減額の適用も受けられると、そういう
つくりになってございます。
◆
荒尾 委員 そうすると
生活保護世帯の場合も、
国民年金の
受給者の方と同じ扱いで、
規則で
減額を決めるということでいいのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 収入で判断すると、そういう
対応になるのではないかと考えられます。
◆
荒尾 委員 今回は
木密事業にかわって
住宅市街地整備事業、
羽田の
防災まちづくりに関連してということで、そこを
対象にして
条例の
改正ということになるのですけれ
ども、
羽田の
まちづくり事業で
対象となる
戸数23戸、今、
プラム蒲田にありますけれ
ども、この23戸で
羽田の
事業の
対象になる
戸数をカバーできるのかどうかというのは、そこら辺はどのように考えているのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 現在、
羽田地区で道路の
拡幅事業等で
用地折衝をしてございますけれ
ども、具体的に、このような
制度が入ったら入りたいという希望まで伺っているのは1名ぐらいということで、今後、こういう
地権者折衝の中で、
折衝中の方がございますので、こういう
制度ができたということで、普及啓発していく中で
利用は増えていくと思いますが、23戸全部、急にいっぱいになるとか、そういったことは想定しておりません。
◆
荒尾 委員 仮に
応募戸数が23を超えた場合というのは
抽選になるのか、どうするのか。
仮に
抽選をするとなった場合に、
抽選から漏れた人に対しての対処をどうするのかというのは、どういうふうに考えているのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 この
住宅につきましては、
羽田の
事業に伴いまして、
地権者に対する
折衝をしていく中で、具体的に希望があればその都度紹介していくという運用で考えておりますので、
抽選で急に集まって割り振るとか、そういったことは想定しておりません。
◆
荒尾 委員 木密事業が終わったということで、それで
ニーズに合わなくなったということでの今回の
条例改正なのですが、
使用料についてはこの間、
木密が終わってからしばらくたっていますけれ
ども、
使用料の改定については、これまで検討してこなかったのか。なぜ、この時期でのこういう
使用料の改定も含めた
条例改正に至ったのかを、
先ほどの
説明で大体ざっとは聞いたのですけれ
ども、
使用料については検討はされてきたのかなというのをちょっと聞きたいのですけれ
ども。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 使用料につきましては、これまでも同じ
ルールの枠組みの中で
料金を改定するというのは何回か
対応させていただいた
経過がございます。
今回の
改正は一般的な
金額だけの
改正という形ではなく、主に
地権者といいますか、
羽田の
事業協力者に対して一代限りでございますけれ
ども、その方については
永住できると、そういった
タイプを提供することと併せて、
料金算定の
ルールを根本的に改めて、
公営住宅並みの
収入に応じた
金額に改めると、そういった
制度の
改正を主に考えて
対応させていただいたところでございます。
◆
荒尾 委員 分かりました。
今度は
条例の中をお聞きしたいのですけれ
ども、24条のところで、3年以上
使用する場合、25万9,000円を超える
収入になった場合は、
明渡しに努める
努力規定が設けられているのですけれ
ども、これは、あくまでも
明渡しをするようにしてくださいということにとどめるだけの
規定なのか、早く明け渡してくださいと催促するような中身になるのかというのは、これはどういったことなのですか。ただ努力してくださいととどめる中身なのかどうなのかというのをお聞きしたいのですが。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 こちらの24条の
規定につきましては、この25万9,000円を超えたところで、3年を
経過していれば
努力規定という
内容になってございますけれ
ども、それをもう一段超えまして、31万3,001円を超える
状況になって5年以上
使用しているとなりますと、
明渡し請求ができると、そういった二段構えの
つくりになってございます。
◆
荒尾 委員 25万9,000円の
収入でずっと3年以上
経過しても、35万9,000円から31万3,000円以下の
収入であれば、ずっといられることも可能だということなのですよね。
収入が上がれば、当然
明渡しすることにはなると思うのですけれ
ども、そういうことでいいのですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 明渡し請求までは1ランク上の
収入まで上がらないとできませんけれ
ども、
努力規定ということで、そこの入居の基準でございます25万9,000円を超えた方、そこに関しては
努力義務が課されますので、こちらからは、そういった方にはぜひ別のところをお探しいただいて、退去いただけないかという働きかけはすることになると考えております。
◆
荒尾 委員 分かりました。
プラム蒲田については、
災害が発生したときだったり、
あと火事とか起こったときに、
住まいを失った方が一時的に住む仮
住まい的な位置づけで運用されていたことも聞いていますけれ
ども、でもこれは本来の
活用の仕方とは、本来の趣旨とは違う
活用の仕方なので、そこのところはなかなか難しいところはあるかなとは思ってはいるのですけれ
ども、今後もそういった
活用の仕方というのはあるのかどうか。
本来の
目的とは違う、こういう
住まいをなくしたというのは緊急を要することなので、そういう緊急、応急処置的な
活用の仕方は今度もあるのかどうかというのを確認したいのですけれ
ども。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 そういった
小規模災害でご
利用いただいております火災の方の
受皿になる
住宅でございますけれ
ども、今使われている
やり方も必要な
住宅ということで、
地域力推進部とは協議しながら、本来
目的とは違う形でお使いいただいている
状況でございます。
この
条例改正後も、
羽田の
事業協力者で急にいっぱいになるということは見込まれませんので、当面の間同じような
対応で、そういった
小規模災害向けの
活用を図っていくということを考えております。
◆
荒尾 委員 小規模災害向けの
住居を
プラム蒲田とは別で新たに造るという、そういうことは、私は必要だと思うのですけれ
ども、そういうことも検討する必要があると思うのですが、いかがでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 小規模災害向けにどのぐらい
ニーズがあるかというのは、私
どもの所管ではないので具体的な数までは算定はしてございませんけれ
ども、日頃の業務の中で
地域力推進部と連携して
対応させていただいている中では、現在、こちらの
プラム蒲田をご
利用いただいている中で
対応できているものと認識しております。
◆
荒尾 委員 小規模災害が発生したときの一時的な
利用の際は、
使用料についてはどういう
取扱いになるのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 こちらについては、
使用料は頂いておりません。
◆
荒尾 委員 制度の見直しと
ニーズとのマッチングということで、今回の
条例改正は良心的かなと私は受け止めています。
安心して暮らせるために、
あと、
先ほども
課長が
説明の際にもおっしゃっていましたけれ
ども、
防災まちづくりを進める上でも重要な
事業だと私は思っていますので、今後とも区民にとって住みやすい
大田区実現のために努力していただきますよう、よろしくお願いします。
○
海老澤 委員長 では、要望ということで。
そのほかいかがですか。
◆
平野 委員 基本的なことを聞きたいのですけれ
ども、この
プラム蒲田23戸あって、
単身世帯と
家族世帯があると思うのですが、それぞれ何
世帯ずつでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 単身が14戸、
家族世帯が9戸でございます。
◆
平野 委員 それで、今の埋まり具合、住んでいらっしゃる方は何戸ぐらいですか。それぞれ教えてください。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 全体で
使用中が14室、空きが9室です。
◆
平野 委員 今
お話があったのですけれど、具体的に話が進んでいるのは1戸を考えていらっしゃるということで。
収入要件とか細かくなって、より使いやすくなるのかなと思ってはいるのですが、ちょっと気になっているのは、
収入が上がると出ていかなくてはいけないというのですけれど、
用地買収で
住宅を失う方のために
永住タイプということなのですが、また想定しているのは多分
高齢者の方で
収入がそんなに増えていかない方というイメージなのですけれど、
年金だと25万9,000円を超えない、超えても31万3,000円を超えないのかなと思っているのですが、そういう想定なのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 こちらのターゲットは、
委員おっしゃられるとおり、主に
高齢者で
年金暮らしの方、そういったものを受け入れられるような
住宅という形で考えていますので、こちらの25万9,000円は
公営住宅の
収入区分に応じて割り振ったものなのですけれ
ども、大体、下から数えて中間ぐらい、そういう
収入層までカバーできる
設定になっておりますので、平均的な方は受け入れられるようにと
制度として
つくり上げてございます。
○
海老澤 委員長 よろしいですか。
そのほかいかがですか。
◆
奈須 委員 今日のこの提案で、私は
事業に
協力した
対象者、あるいは
事業協力者の
権利が守られるのだろうかということと、
あと、その
権利を守る方策として、この
やり方が適正なのかとか、あるいは
プラム蒲田という区の財産の使途として適正なのかという、大きくこの三つの視点で見てみたのですけれ
ども、まず前提として今質問もあったのですけれ
ども、
使用中が14戸ということで、この14戸というのは全て
木密事業の
方たちが今もいらっしゃるということなのでしょうか。それとも、そうではなくて、
小規模災害というか、別の用途で使っていらっしゃる方が14戸なのでしょうか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 こちらの14戸については、
木密の
関係の
事業ではなくて、
小規模災害ですとか、
目的外の
使用で使っている住戸でございます。
◆
奈須 委員 そうしますと、常態的に
プラム蒲田というのは
小規模災害などで、このぐらいの住戸はいつも塞がっているので、
事業対象者として使えるのは23戸とはいえ、今9戸残っているということなのですけれ
ども、10戸程度ということでよろしいのですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 今使われている14戸ですけれ
ども、
小規模災害向けだけではないほかの
障害福祉課の緊急一時
保護とか、そういったものにも使われています。それは3月で終わると聞いてございますので、もう少し多く、20室弱ぐらいは本来
目的に使おうと思えばすぐに使えるという
状況がございます。
◆
奈須 委員 そうなると、他の部署で使っている用途として、その方が使えなくなるのが困るのかなという
心配もちょっとあるのですけれど、それはもうちょっと私として調べてみたいと思いますけれ
ども、そもそも、こちらにお入りになる方というのが、
先ほども
お話にあったように、
住宅を失うと。この
事業に
協力をして、売ってもいいのだけれ
ども、売ったら
住むところがなくなるよねと。売った
金額がすごくたくさんあれば新しいおうちも買って、しかもその後の
暮らしも問題なく過ごせるかもしれないけれ
ども、売却の
金額と
収入と、今後どのぐらいというその見通しの中でいうと、なかなかほかのところに行くのも難しいという方が、売る意思はあるけれ
ども、様々な
課題の中で住むところを確保しなければいけないというのがこの
事業だと思うのですが、そうすると多くの
方たちが、
先ほどご答弁にもあったように、借りるにも年齢的に、仮に
収入があったとしても借りることができない方もいるのではないかということもあって、多分こういう
住宅の提供になっているとは思うのです。
そのあたりまでは、こういう
住宅を提供するのはいいことなのだなと思うのですけれ
ども、やはり気になるのが、ずっと住み続けられるのかということで、こちらの
事業の前提も一応ずっと住み続けられるためにということではありますけれ
ども、
収入の上限を決めたり、高額の
所得者という枠をつけているのですが、私の一つの
心配の中に、今後そんなに
年金も上がらないかもしれないけれ
ども、いろいろな事情の中で、私は
インフレになったらどうするのかなと。
だから本人が望んでいるとか、望んでいないとかではなくて、25万円なり、31万円というバーを設けた場合に、
周辺情勢との
関係の中で、実際に
金額としては増えてしまったけれ
ども、
実質収入としてはすごく増えたという実感がないような、いわゆる
高額所得者の感覚が変わってくることもあるのではないかなと。特に、今後
インフレということが全くないと言えないような
状況になってきていると思うのですね。
そういう
周辺の物価であったりとか、そういうお金の価値の
変化みたいなものについては想定してらして、例えばまめに
金額の基準を変えたりということは考えているのですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 今回の
使用料金の
設定につきましては、
公営住宅法の
料金設定という流れで
設定してございますので、今の
お話の大きな
社会情勢の
変化があった場合には、そういった
法体系の中でも何らかの
対応が検討されてくるのかなと。これは推測でございますけれ
ども、そういうものがございますので、そういった動きも注視しながら、まさに
社会情勢については、こちら、区としても考えながら必要な
対応があるのかどうなのか。それは一般的な施策につきましても、常に
社会情勢を踏まえて、いろいろな施策を考えておりますので、大きな
状況変化がありましたら、そういったところを踏まえて、その都度検討していくという流れになるかと思います。
◆
奈須 委員 ぜひ、そこのところは丁寧にやっていただきたいのと、そうはいっても
収入は増えたけれ
ども家が借りられないというのが今の世の中で、
高齢というだけで貸してくれないわけですね。
私がちょっと気にするのは、セールス的に言えばというか、嫌な言い方ですけれ
ども、
事業執行者としてはとにかく売ってほしいから、いろいろいいことも言うかもしれませんけれ
ども、こういういろいろな
状況の中で出ていっていただかなくてはいけない
状況をこの中に入れてしまうと、何かの
状況で出ていかなくてはいけない、
同居人が増えたりとか、いろいろなことがある中で。でも、それは駄目なのかしらね。ちょっと後で聞きますけれ
ども。
そうはいっても借りられないと。出ていかなくてはいけなくなったけれ
ども、実際には借りられないではないですかと。多分、この
事業もそうですよね。出ていきたいけれ
ども借りられないと。そういう場合についてはどうするのですか。
最初のは
努力義務なのですよね、25万9,000円は。でも31万3,000円は、
明渡し請求の
規定が入ってしまっているから厳しいのではないかと思うのですけれ
ども、どうですか。
◎齋藤
まちづくり推進部長 奈須委員が今言われた
心配はごもっともで、我々その辺のところも非常に考えていて、特にご
高齢の方、
収入があっても、例えば
死亡事故とか、そういうのがご
心配で大家さんが貸してくれないと、そういった
ケースが多いわけでございます。
そんなところから私
ども一昨年、
居住支援協議会を立ち上げまして、それで
福祉団体とともに
不動産団体、要するに大家さんの方々の団体の
代表者、これも
居住支援協議会の中に入ってもらいまして、そういう方々を支援する。これを
住宅確保要
配慮者と言うのですけれ
ども、ご
高齢の方、それから障がいの方、それから子育てをしているお母さんとか、そういう方が
住宅に困窮されないようにということで、連携をして皆さんで考えましょうといった会でございます。
こういうのを機能的に生かしながら、今言ったような
ケースにはケアしていきたいと考えております。
◆
奈須 委員 私としては、もちろん一般の方はそれでいいというと、そうはいってもうまくいかないのも、うまくいきそうにないなというのを私は分かっているのですよ。ただ、そういう仕組みがあるのは分かりますけれ
ども、実際にこれは大きな
事業の
目的があって、それを遂行するために、すみません、お願いしますと、その土地を売ってくださいと、この
羽田の
まちづくりのためにと。よしと、本当に
一大決心ですよね。特に
高齢者の場合には
周辺の
人間関係もできている。言ってみれば、生活の
パターンも慣れているところから、しかも
蒲田ですよ。
羽田から
蒲田はすごく遠い。そういう中でご
協力してくださったのに、何らかの
状況で出ていかなくてはいけないという
状況が後から発生した場合、それはちょっと冷たいのかなと、私としては。
そこは若い人ならいろいろな、もう1回頑張ろうとかあるかもしれませんけれ
ども、ご
高齢の方は厳しいかなと思うので、そこは運用として、
先ほど社会情勢が変わったら丁寧に
対応していくと言っていましたから、そこら辺も含めてこの
金額であったりとか、検討の条項というのは使ってもらいたいなと思いますが、いかがですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 私
どもまちづくり推進部には、
公営住宅、
区営住宅を管理している部門がございますので、実際はそちらの部門のほうは、そういった個別の方に対する
対応のノウハウだとか実績を持っておりますので、具体的な
個別事情に応じた
対応は、そういったところも同じ部内で情報共有してまいりますので、個別、具体的な
対応については、そういった中で極力
負担を強いないような形で
対応を検討していきたいと考えております。
◆
奈須 委員 私は
権利を守る方策として適正かというと、この中で言えば、一つは
借り上げという方法もあるのかなと思うのですよ。それは何でかというと、
先ほども言ったのですけれ
ども場所の問題があるから。やはり
人間関係だとか、生活的な
パターンができている中でご移動いただくのは厳しいかなと思えば、
借り上げにして
大田区が
一定程度の
家賃負担をしていくという考え方もあると思うのですけれ
ども、あえて既存の区の施設を公共的な
事業執行のために公共の建物を使うのであれば、そこは最後まで
事業に
協力していただいた方の区民を守るという視点が揺らいだらいけないと思うのですよね。それは個別に
対応するということが、そこでまたご本人に多大な負荷をかけることになると思います。そこのところも本来、今回の
説明の中で言うべきだと思うのですよ。それは、ご本人は
年金も増えないし大丈夫だろうなと思っていたら、急に物価が上がって今の1万円の価値が1円になってしまいましたといったら、全然バーが違うわけですよね。
インフレの怖いところは、
インフレのスピードに対して社会の
状況がついていかないことなのですよね、
制度を変えることが。それによって、とても不利益を被る人たちが出るということがあって、私それ今から20年前ぐらいだったら、そんなのばかみたいと、デフレなのに何を言っているのという感じですけれ
ども、今の
状況は
インフレというものも頭の隅にみんながちょっと保険として考える時代になっていますから、そこのところは、私は必ず
事業を
協力してくださった方が、そんなはずではなかったのにということがないような保険を掛けてほしいというか、
制度にしてほしいという、そこだけなのですよね。そこを最後によろしいですか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 今、
委員お話しになられたような貨幣価値1万円が1円になるような、そういう1万倍とか、そういう
インフレの話はなかなかちょっとここで、そこを想定して
制度を
つくり上げるのは難しいと考えておりますけれ
ども、実際は個別の
地権者と、
折衝段階から私
どもは具体的にどこがご
心配なのか、今後どういった形で生活再建していくのがその方にとって一番よろしいのか、そういう個別の生活事情も踏まえて
地権者折衝を
対応しているところでございます。
その中で一つの選択肢として、こういう
従前居住者
住宅というものが安く提供できるということでお示しいただいて、メリット、デメリット、そういったところもございますので、そういった中で
委員おっしゃられたように、後悔のないようにご
使用いただけるよう、私
ども誠心誠意
対応していきたいと考えております。
◆
奈須 委員 1点その
借り上げという選択肢は、私も結構繰り返し言っているのですけれ
ども、できないのか、今回は選ばなかったのか、何で選ばなかったのか、そこのあたりを教えていただけますか。
◎
瀬戸 防災まちづくり課長 この
従前居住者
住宅につきましては、
大田区で協定を結んでおりますUR都市機構のほうで、そういった借上型みたいな形で
従前居住者
住宅を提供するような
制度がございます。
実際そういった
内容も実現の余地がないか検討している
状況がございまして、それが
一定程度の
羽田地区で土地が取得できるとか、そういった形ができれば、そういう
対応も実現の可能性としてあるのですけれ
ども、私
ども貴重な行政財産、
プラム蒲田を今現在、本来
目的で使えていない
状況がございますので、貴重な行政財産を少しでも有効
活用するために、最優先は今の空きのある
プラム蒲田の
活用促進を図ることということで、今回は優先して
プラム蒲田の
条例改正をして、使えるものは真っ先に使っていくと、そういった考えでございます。
◆
奈須 委員 分かりました。
行政財産の
活用方法も私のチェックするポイントの一つなので、そこも考えていきたいと思うのですけれ
ども、URがそういう
制度を持っているということで、そこら辺もぜひ今後考えていただきたいのと、私たち議員は
羽田のまちを歩くとアパート増えたなと、そうみんなが感じるわけですね。地域の方なのか、いろいろな投資もありますから分かりませんけれ
ども、そういう
住居があるわけですから、別に新たに土地を買って共同
住宅を造らなくても既存の地域の中にある共同
住宅を使えば、すぐに移転できるわけですよね。住んでいる方もあの辺りだったらいいかもしれないというところが、きっとあると思うのですよ。好きに家賃幾ら以内で選んでくだされば、そこを区が提供しますから地域の中で選んでくださいというほうが、私は何かちょっと親切かなと思いましたので、そこら辺も考えていただきたいなと。これは要望にしておきます。
○
海老澤 委員長 では、要望ということで。
そのほかいかがですか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
海老澤 委員長 それでは、本日は、
質疑は以上として継続とし、討論・採決は、次回行います。
次に、第22
号議案 大田区特別区道の構造等に関する
条例の一部を
改正する
条例を議題といたします。
理事者の
説明を求めます。
◎武藤 道路公園
課長 私からは、第22
号議案 大田区特別区道の構造等に関する
条例の一部を
改正する
条例について
説明させていただきます。
都市基盤整備部資料30番をご覧ください。
本
議案ですが、政令である道路構造令の改定に伴い、特別区道の構造の技術的基準について
規定を整理するための
条例の一部
改正でございます。
概要ですが、自転車通行帯の条項新設、自転車道の設置要件の変更でございます。
まず、自転車通行帯でございますが、概略図として左下、自転車通行帯と書いているところをご覧いただければと思います。
道路交通法に
規定されている普通自転車専用通行帯、図の青色の箇所でございますが、道路構造令に位置づけられたため、条文に追加します。なお、幅員は1.5メートル以上、地形上、特別な事情がやむを得ない場合、1メートルまで縮小でございますが、これに関しましては
規則で
規定をいたします。
次に自転車道でございます。概略図右下、自転車道の
部分をご覧いただければと思います。
自転車道の設置要件でございますが、設計速度が時速60キロ以上であることを追加します。なお、幅員等については
規則で2メートル以上、地形上こちらも特別にやむを得ない場合、1.5メートルまで縮小と。これに関しましては
規定済みでございます。
次ページ以降に新旧の対照表を添付してございます。
今回の
条例でございますが、区道の構造の一般的技術基準を定めているものですが、政令である道路構造令に準じて定めております。よって、道路構造令の改定に伴い、一部
改正条例を
議案とさせていただきました。
○
海老澤 委員長 それでは、
委員の
皆様の
質疑をお願いいたします。
◆荻野
委員 この法
改正、政令ですかね。こちらに応じて、また自転車道の設置もあるのですが、私もこの間道路とかを見ると結構、新たにマーキングされていて増えていると思ったのですが、これは新しく新設される
部分で
大田区内の区道でどれだけ予定があるのかとか、その辺は今、把握しているのでしょうか。
◎武藤 道路公園
課長 今現在、新しいところに関しまして、既に
大田区内の自転車道につきましては、
大田区の東海一丁目に683メートルほど整備をしてございます。
また、自転車通行帯におきましても、大森海岸駅から西口に向かう路線及び平和の森公園と平和島の水質管理所を含めての箇所で741メートルの整備を実施している
状況でございます。
今後ですが、自転車走行ネットワークに基づいて私
ども整備を進めているところでございますが、これの
規定ができたら新たに整備される箇所は今のところ想定はしてございません。
○
海老澤 委員長 よろしいですか。
そのほか。
◆
荒尾 委員 この
条例の
改正案ですけれ
ども、自転車通行帯の文言を加えるということが主な趣旨だと思うのですけれ
ども、これを盛り込んだからといって自転車通行帯を増やしますよとか、やりますよというものではないと私は思っているのですけれ
ども、その上で
平成28年から10年間かけて自転車ネットワーク整備実施計画をつくって、それに基づいて区道170キロ全てをネットワーク化するということを今
大田区は進めていますけれ
ども、おととしの6月の交通臨海部活性化特別
委員会の資料を見ますと、整備延長、
平成25年から30年まで39キロを整備して、
令和元年が20キロ、それ以降
令和7年まで20キロずつ整備していくという計画。最終、
令和7年度は13キロで、これで完了になると思うのですけれ
ども、20キロずつの整備計画をしていて、今
令和2年度ですけれ
ども、現状、当初の想定で整備は進んでいる
状況なのでしょうか。
◎五ノ井 都市基盤計画調整担当
課長 今現在、自転車ネットワーク整備計画を進めておりまして、本来であれば
令和7年度までの整備でございますが、今スピードを上げておりまして、
令和5年度までの整備を進めているところでございます。
◆
荒尾 委員 令和元年度で計画見直しとあるのですけれ
ども、そうすると1年度にかける整備延長距離は、もっと増やしてやっていることになりますよね。そうすると、
令和元年度は何キロぐらい整備できたのでしょうか。
◎武藤 道路公園
課長 令和元年度につきましての実績でございますが、24.3キロメートル実施をしているところでございます。
◆
荒尾 委員 年度途中ですけれ
ども、
令和2年度は大体どのぐらいまで整備していますか。キロ数ですね。
◎武藤 道路公園
課長 令和2年度でございますが、30キロメートル整備を今進めている
状況でございます。
◆
荒尾 委員 令和3年度以降、
令和3年、4年、5年、そうしますと、すぐに計算できないので、あれなのですけれ
ども、
令和3年度、4年度、5年度のそれぞれのキロ数、整備延長キロ数はどのぐらいになるのかを教えていただけますか。
◎武藤 道路公園
課長 今後の整備の
状況でございますが、
令和3年度、4年度にかけてもおおむね30キロ程度計画をしてございます。
残り全延長で170キロ分整備がございますので、残りの年度で16キロ程度整備を予定しているところでございます。
◆
荒尾 委員 スピードを速めているというのも初めて聞いたので、この間、交通臨海部活性化特別
委員会でも環境整備についての報告をいろいろ見たのですけれ
どもなかったので、どうなっているのかなと気になってはいたところなのですけれ
ども、コロナ禍の下でもピッチを上げて整備しているのは努力しているのだなとすごく感じました。
臨海部のほうでは通行帯だったり、
あと自転車道の整備で、東京都自転車走行推奨ルートの整備ということで、これをやっていると思うのですけれ
ども、人の住んでいるエリアについての整備
状況についてお聞きしたいのですが、通行帯はなかなか大変だと思うのですけれ
ども、大体ナビマーク、ナビラインを設置して
対応しているところがほとんどだと思うのですけれ
ども、そういう理解でいいのでしょうか。
◎五ノ井 都市基盤計画調整担当
課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆
荒尾 委員 ナビマーク、ナビラインがあるだけでも、やはり自転車を乗る人はそこを走らないといけないのだなという意識も少しずつは増えてきたと思っています。ただ、本来だったら自転車通行帯、自転車道が一番いいのですけれ
ども、そうなると幅員の
関係で区道ではなかなか厳しいのかなというのが正直なところだと思います。
自転車を乗る人は、多分これからも増えるとは思いますので、引き続き整備を進めていただきたいということで要望いたします。
○
海老澤 委員長 要望ということで。
そのほかいかがですか。
◆
奈須 委員 こういう整備ができて、人と自転車と車の安全走行が確保されたらいいなとは思うのですけれ
ども、現実に車に乗っていても結構自転車が車道を走っていると危ないですね。
こういうふうに自転車道を整備したとしても、今ナビマークとかナビラインの
お話もありましたけれ
ども、停車している車もあったりとか、いろいろな
状況の中で、どうしても車道側に自転車が入ってきてしまうようなこともあると思うのですけれ
ども、こういった一律の基準をつくった場合に、安全面で確保されるのかというあたりはどういうふうに考えていますか。
◎武藤 道路公園
課長 今回の自転車道及び自転車通行帯につきましても、青色で図面も表記されておりますが、実際現場の
状況も自転車通行帯は青色で表記されてございます。
こういった自転車に関しましては、こういう
規定ができる前から車道の左側、第一走行帯の左側を通行しなさいということで既に定められていること、こういったことが区民の皆さんを含めて自転車の
ルールの大原則なのかなと認識をしてございます。
そういった
状況の中で、車を運転されています
委員ご指摘のドライバーの皆さんも、そこは自転車が通るところだという視認性が向上することで、安全性を含めてのさらなる向上が期待できるものと私は認識しております。
◆
奈須 委員 条例の中でも自転車通行帯というところ、1ページですね、下のあたりを見ていると、安全かつ円滑な交通を確保するため自転車の通行を分離する必要がある場合においてはと書いてあるのですけれ
ども、必要がある場合と、必要がない場合とがあるようにここでは見えて、そこで
大田区の判断ということになると思うのですけれ
ども、そのあたりはどういうふうに考えながらやっていくのでしょうか。
◎武藤 道路公園
課長 設置の要件に関しましては、まず自動車につきましての交通量の多いところ、国の指針等を含めましたら4,000台を一つの目安として定めてございます。1日4,000台。また、自転車の通行に関しましても1日500台の通行を一つの指針として定めてございます。
そういった
状況の中で、設置等を含めて今後は検討することになると思いますが、道路というのは、私
ども道路を管理しております。また、ほかにも警察を含めて交通を管理する部署もございます。そういったところと連携をしながら安全性の担保も取りつつ、整備できるところは整備できる、安全が担保できないところに関しましては、場合によっては整備ができない箇所も出てくる場合が想定されております。
◆
奈須 委員 割とアバウトというか、そういう中で整備をしていくということ。でも、私も実は逆に言うと交通量、走行量みたいなものを見ながら判断していくということで、そういう形のほうがいいのかなと実は思っています。というのが、一律に基準を決めてしまうと、機械的に、もちろん安全面の問題もありますけれ
ども、私はコスト的にも本当に大丈夫かなと。言ってみれば、道路のスペック上がるということなのですよね。
だから、そうすると私たちの周りのインフラが立派になればなるほど、何かよくなったような気持ちにはなりますけれ
ども、これは高度経済成長期以降、何となくスケールメリットで人口が増えて、GDPが増えて、何となく社会はよくなったけれ
ども、それを増えた人口や労働者数で割ってきたので個人の
負担が見えにくい時代だったと思いますけれ
ども、今は労働人口も減るし、場合によっては
収入も減るかもしれないと。そういう中でスペックを上げてしまうと個人の
負担が増えるという、これは小学校の算数で計算しているから誰でも分かると思うのですけれ
ども、そういう中で、この間こういった
条例では、区道だとか、公園だとか、ありとあらゆるものについて、いろいろなバリアフリーであったりとか、付加価値をつけながら、まちがよくなるのはいいのだけれ
ども負担が大丈夫かというのがすごく
心配なのですね。
そこら辺のところはどういうふうに考えて、この
条例は提案しているのでしょうか。
◎武藤 道路公園
課長 委員ご指摘の今後のインフラ等を含めての整備
状況の中の
負担でございますが、時代、時代に応じて道路構造令等も様々な変更がかかってございます。
新たな整備をかけたことによって費用が増えるという、これは事実でございます。ただ、私
ども大田区道777キロございますが、そういった路線含めて、今後費用
負担が増えていく場合があると思いますが、その場合はやはり補修等を随時やっていかなければいけないのが使命だと感じております。
交通安全等含めて様々な道路の整備の
状況の中で、これはやって、やらなくていいというのは、なかなか厳しい
状況かなと思いますが、整備をかけた以上、私
どもは責任をもって今後も維持管理を含めてやっていきたいと考えております。
◆
奈須 委員 そういう意味では、全体像を見るというのは、こちらの部署ではないかもしれませんけれ
ども、区民の
収入であったりとか、税
負担であったりとか、その税
負担の中で何に優先順位を使ってサービスを提供していくのかとかいう全体の
関係を見て、しかも最終的には可処分所得がこのぐらいになるとこの程度のインフラと、この程度の安心と、この程度の快適さというものを想定した上でサービス提供をしていかないと、すごく目先のことで回ってしまって、結果として区民生活に支障を来すようなことになるのを私はすごく恐れているので、そこはどこかでちゃんと考えていると思っていいのでしょうか。
◎保下 都市基盤管理
課長 予算編成の方針の中にも今後の財政の見通しという通知を私
ども確認しながら予算編成している
状況でございます。
また、歳出
状況、今後の財源の見通しもしっかり視野に入れながら部の予算編成にも取り組んでいる
状況でございます。
◆
奈須 委員 たまたま昨日、私、介護保険料の改定の
質疑をしたときに、今後の見通しについて聞いたら今年のことしか答えなかったのですよね。今年のことは大丈夫と、それが答弁でしたよ。私は今後のことも聞きたかった。
だから、いろいろな場面で目先のことしか見ていないのではないかなという不安があるのでお伺いしました。
私、イギリスに行ったときにインフラの
状況を見ていて、あるいは個人の
暮らしを見ていて、税金で買うものは機能的であり、最低限の機能が満たせるもの。だけれど、個人の生活においては付加価値の高い快適なものを皆さん買っているとすごく思ったの。でも、逆に日本は税金で使うものが付加価値が高くて、すごくゴージャスで、私たち個人の
暮らしの中で買うものは100均だったりとか、ちょっと安物になってきていないかという問題意識があります。
税金で買うからといっても、やはりどの程度かを責任を持っていくのが行政だし、議会ではないかなと思うので、そこのところは今のご答弁の中で、ちゃんと財政の見通しを持ってやっていきますというご答弁もありましたので、そこのご答弁を基に判断していきたいと思います。
◆
平野 委員 確認と整理なのですが、自転車通行帯と自転車道のことなのですが、私の認識では自転車通行帯は幅が取れないという意味でも自転車通行帯になったりとか、自転車道は60キロ以上の車のスピードのところだったら、これを設けないといけないような話だと思うのですが、その辺の整理とご
説明をもう一度いただいてもよろしいですか。
◎武藤 道路公園
課長 まず自転車通行帯でございますが、今回この自転車通行帯につきましては、以前より普通自転車通行帯ということで、道路交通法に既に
規定されていたものでございまして、道路の中に自転車はここを通るので専用ですよと表記をしながら運用している
状況でございます。この運用に基づいて、道路構造令という政令が後から追いついてきたような認識でございます。
今現状で、この
条例、また政令が改定される前から、こういったものの整備は進んでおりましたが、改めて道路構造令の中に
規定されたものでございます。
自転車道につきましても、こちらも
従前より政令等、また私
ども条例の中でもございました。ただ、一度、こちらも道路構造令の政令でございますが、政令の中で60キロ以上、一番、4種の第1級道路という交通量が非常に多いところの路線等含めての設計の中で、交通量が多い箇所については自転車道整備をするという
規定がございますので、こちらの政令が制定されましたので、私
ども条文の中に追加させていただくということでございます。
◆
平野 委員 最初に
大田区の話があって、自転車道のほうで、大森海岸のほうで741メートルという
お話があって、今後新たな整備は想定していないということだったのですが、安全・安心のために整備していく必要もあると思うのですが、今、
奈須委員がおっしゃっていたように、やはり今こういうコロナで減収になって大変な
状況なので、そういう様子を見ながら、安全が必要なところから整備していただけるのがいいかなと私個人としては思っていまして、今はないということで、今後の予定はそれでもいいと思うのですが、それも含めて今後の整備の考え方というのであるのだったら教えていただきたいと思っています。
◎武藤 道路公園
課長 今後の整備につきましては、まず私
どもの自転車走行環境の整備の中で、
先ほど発言させていただきましたとおり、来年度以降も30キロずつの整備を進めてまいります。
今回、今までの整備の
状況で、
先ほど交通量の話をさせていただきましたが、自動車の交通量が1日4,000台以上、規制速度等を含めて40キロないし50キロ以上という一つの指標を設けながら私
ども整備してまいりました。
そういった中で、区道の中で自動車交通量が4,000台、または規制速度が40キロ以上50キロというところがなかなか箇所としてありませんので、そういった中で私
どもナビライン等含めて整備を進めている
状況でございます。
ですので、今後の整備につきましては、今のところ予定がないということでございます。
◆
平野 委員 あと1点確認なのですが、自転車道で、今、環八沿いとかでもあると思うのですが、歩道に自転車通行帯を設けてやる場合と、自転車道をつけなければいけないという道路構造令の中であるのかなと思うのですけれ
ども、個人的には自転車道をつけるのは幅が相当ないとできないと思うので、歩道に自転車通行帯をつけるほうが現実的かなと思っているのですが、その辺はそういう理解でよろしいですか。
◎武藤 道路公園
課長 委員ご指摘のとおり都市部におきまして、道路の幅員は非常に限られている現状がございます。また、周りに
住宅等含めて皆さんが生活されている場面もございます。
そういった中で、道路の幅員等の構成をなかなか変えるのは厳しい
状況ございます。そういった中で、歩道の幅員がある程度取れる箇所については、今でも自転車歩行者道としてピクトグラム等で分けてあるような箇所もございます。
今後の整備におきましても新たな道路が新設された際には、こういった道路構造令に基づいての整備は進んでいくものと認識してございます。
○
海老澤 委員長 よろしいですか。
◎齋藤
まちづくり推進部長 様々なご意見が出ている中で、財政見通し、これをもって区政運営をしたほうがいいのではないかといったご意見もいただきました。
それで私
ども当然予算は単年度主義ですので、年度ごとにつくっているわけでございますけれ
ども、財政の見通しが全くなくて施策を進めているわけではなくて、例えばそれを表しているのが、財政課で出しているOTAシティ・マネジメントレポート。これは毎年度決算版として出しておりますけれ
ども、その中で
収入見通しであるとか、将来的な行政
事業、これも記載がされております。
ですので、それをご覧いただいて議論の素材にしていただくということでお願いしたいと思います。
○
海老澤 委員長 それでは、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
海老澤 委員長 本日は継続としまして、討論・採決は、次回行います。
臨時出席
説明員の方はご退席いただいて結構でございます。
(
理事者退席)
○
海老澤 委員長 以上で本日の
付託議案の
審査を終了いたします。
次に、
審査事件を一括して上程いたします。
継続分の陳情について
理事者から何か動きはありますか。
◎榊原 都市計画
課長 特に
変化はございません。
○
海老澤 委員長 委員の
皆様から何かございますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
海老澤 委員長 特になければ、
審査は行わないこととし、
審査事件を一括して継続といたします。
最後に、次回の
委員会日程ですが、3月1日、月曜日、午前10時から開会したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で
まちづくり環境委員会を閉会いたします。
午前11時01分閉会...